うつ病に用いられるドーパミン作動薬

うつ病はドーパミンの減少が一因である。
ドーパミンを増やす作用のあるドーパミン作動薬はうつ病にも効果がある。
ドーパミン作動薬の効果は軽度である。
ドーパミン作動薬を投与する事で意欲や快楽の改善を得られる可能性がある。

しかし、現状のドーパミン作動薬は、元々がパーキンソン病の治療薬として作られているため、
主にD2受容体に作用するお薬ばかりになります。
そのため、D2受容体への作用が主でありながらもD3受容体にも作用する薬を用います。

具体的には、

ビ・シフロール(プラミペキソール)
ミラペックス(プラミペキソール)
レキップ(ロピニロール)

などのドーパミン作動薬が用いられます。
これらはD2受容体サブファミリーに作用するため、D3受容体にも作用しやすいためでしょう。
現在、D3受容体に中心的に結合する薬も抗うつ剤として開発段階にあり、治験が行われています。

現在、日本で認可されている抗うつ剤は、セロトニンやノルアドレナリンを増やすものが多く
ドーパミンを増やす作用に優れるものは少なめです。
しかし、ドーパミンを増やす抗うつ剤がないわけではありません。

ドーパミンを増やしてくれる代表的なものには「エビリファイ(一般名:アリピプラゾール)」があります。
エビリファイは元々は統合失調症に使われていたお薬ですが、脳内ドーパミンの量を調整する作用がある事が分かり、
うつ病への適応も認められるようになりました。

また、リフレックス・レメロン(一般名:ミルタザピン)やサインバルタ(一般名:デュロキセチン)という抗うつ剤、
ジプレキサ(一般名:オランザピン)という統合失調症の治療薬もドーパミンを多少増やす作用があると言われています。

ドーパミンは意欲や快楽などに関係すると言われています。
うつ病の治療をしていて抗うつ剤も色々試したけど、

「やる気だけがどうも出ない」
「楽しむ力がなかなか戻らない」

という方は、ドーパミン作動薬の処方を考えてみてもいいのかもしれません。
しかし現時点でドーパミン作動薬はうつ病に保険適応はありません。
そのため、主治医の判断によってやむを得ないケースに限って検討される処方になります。
非医療者が独断で判断するのは危険ですので、 必ず主治医の先生と相談して下さい。

現在、D3受容体に中心的に結合する薬も抗うつ剤として開発段階にあり、治験が行われています。

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