抗うつ剤では副作用が最初に出てくる

抗うつ剤はちょっと変わった作用のしかたをします。

それは副作用が最初に出てくるというものです。

抗うつ剤は、服薬後(数時間?数日後)は副作用が先に顔を出します。
そして数週間経って副作用が落ち着いてきたらやっと効果が顔を出し始めるのです。
抗うつ剤は、飲み始める前に必ずこの特性についてしっかりと説明を受け、理解しておかないといけません。

副作用が先に出る、となると怖くなってしまうかもしれませんが、
これら副作用の多くは薬が身体に馴染んでくると自然と改善してきます。

効果はゆっくりジワジワと出てくるくせに、副作用は飲み始めてからすぐに出てくるものが多く、しばしば患者を苦しめます。
この作用のしかたは患者をとても不安にさせてしまいます。

「これを飲めば苦しみが和らぐ…」とやっとの思いで抗うつ剤を始めたのに、飲み始めたら気分が楽になるどころか、

胃がムカムカして食欲が落ちる
吐き気がする
眠気やだるさがひどい

などといった悪い作用がまずは現れてしまうのです。

抗うつ剤の服薬を始める前に、

「副作用がまず出て、効果はそのあとで出てきますよ」

とちゃんと説明を受けていればまだ良いのですが、

説明を受けていないと

「この薬は怖い」
「この薬は自分には合わないのだろう」

と考えてしまい、服薬を止めてしまうことにもつながります。

これはとても勿体無いことです。

また、どうしても副作用が不安だという場合は、

より少量の抗うつ剤から開始する
副作用を抑えるお薬を最初だけ併用する

とい方法で副作用を予防することも出来ます。

例えば、抗うつ剤の1つであるレクサプロ(一般名エスシタロプラム)は10mgから開始するようになっていますが、
副作用が心配であれば別に5mgから始めてもいいのです(主治医の許可は必要です)。

同じく抗うつ剤のリフレックス・レメロン(一般名ミルタザピン)は15mgから開始するようになっていますが、
最初から15mgだと眠気やだるさが高率で出現します。
この場合も別に7.5mgや3.725mgから始めたっていいわけです(同じく主治医の許可は必要です)。

より少量から始めれば効果が発現するのも遅くなってしまいますが、
ゆっくり時間をかけて増薬した方が副作用は出にくくなるでしょう。

また抗うつ剤の副作用である胃のムカムカや吐き気を予防するために最初だけ胃薬を併用することもあります。

「抗うつ剤では副作用が最初に出てくる」への1件のフィードバック

  1. はじめまして!
    貴殿のブログを拝見させて頂きました。
    次回の投稿を楽しみにしています。
    応援しています。

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