半減期から考えるソラナックスの使い方

ソラナックスは抗不安薬なので、不安感を改善するために使われます。その使い方は主に2通りで、

  • 一日を通して不安を抑える
  • 特定の時間帯だけ不安を抑える

場合があります。

 

Ⅰ.一日を通して不安を抑える使い方

1日を通して不安を抑えたい場合は、14時間しか効かないので、1日1回の服薬では不十分です。
そのため、最低でも1日2回(朝食後と夕食後など)の服薬をすることが良いことが分かります。

添付文書には「1日3回に分けて服薬する」と書かれていますが、「年齢・症状により適宜増減する」とも書かれているため、1日2回でも問題ありません。

半減期はあくまでも目安で、実際は個人差がありますので、1日2回投与で不十分さを感じるのであれば、1日3回、1日4回など投与回数を増やして使うこともあります。

 

定期的に服薬するメリットは、1日を通して抗不安作用が得られる事です。しかしそれだけでなく、定期的に飲み続けた方がワンポイントで飲むよりも強くしっかりと効く、ということも挙げられます。服薬を続けることで、ベースの血中濃度が徐々に上がっていくからです。

一般的には、半減期の約5倍の期間、定期的に服薬を続けると血中濃度が高い状態で安定する(=定常状態に達する)と言われています。ソラナックスであれば理論上は「14時間×5=70時間」ですので約3日ですね。

 

Ⅱ.特定の時間帯だけ不安を抑える使い方

特定の時間帯だけ不安を抑える「頓服」としての使用であれば、飲む時間に気を付けなければいけません。

上の表を見ると、ソラナックスの最高血中濃度到達時間は約2時間です。つまり、一番効かせたい時間の2時間前に服薬するのが理論上はベストだと言えます。

例えば、「毎朝10時の朝礼発表で不安・緊張が強くなるから、それを抑えたい」ということであれば、朝8時頃にソラナックスを服薬するのがベストだということです。

ただし、効きが最高値になるのは2時間後ですが、服薬後15〜30分もすればある程度は効いてはきますので、急な服薬の必要が出て来た時に、その場ですぐ飲むという方法でもある程度の効果は期待できます。

ワンポイントの服薬は、手軽な方法ですし依存にもなりにくいのですが、効きの強さとしては、どうしても定期的に服薬する方法よりも弱くなってしまうのはデメリットです。

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