ソラナックスと酒・アルコールの併用実例

このように、抗不安薬とアルコールを併用するデメリットは大きく、
「一緒には飲まないように!」と私たちは患者さんに指導します。

しかし困ったことに、こっそりアルコールを摂取してしまう患者さんは後を絶ちません。

元々お酒が大好きで、どうしても我慢できなかったという人から、
仕事の接待でどうしても飲まざるを得なかったという人まで理由は様々ですが、
併用してしまうケースは少なくないのが現状です。

 

では抗不安薬とお酒を一緒に飲んでしまうと、実際はどうなってしまうのでしょうか。

短期的な害でいうとお酒や抗不安薬が残りやすくなるために、内服後の眠気やだるさが強くなります。
普通量のお酒を飲んだだけなのに二日酔いになったり、寝坊・遅刻してしまったり、
普通量の抗不安薬の内服で、強い眠気や集中力低下が生じやすくなります。

 

長期的に見ると、耐性や依存性が形成されやすくなります。
耐性が形成されると、効きが悪くなるため、抗不安薬の量が増えていきます。

それでも併用を続けていると、次第にどの抗不安薬も効かなってしまう可能性もあります。
効くおくすりがなくなってしまうと、打つ手が無くなるため患者さんは非常に苦しむことになります。

 

一度、依存状態になると、そこから抜け出すのは非常に困難です。
アルコール依存症、覚せい剤依存症などの人が、何度も同じ過ちを繰り返してしまうのは
みなさんもニュースなどでご存じだと思います。

それほど、依存状態から抜け出すのは難しいのです。
依存状態になると、人生の大部分を棒に振ってしまいます。
依存状態になる事は絶対に避けなければいけません。

そのためには、絶対にアルコールと抗不安薬を併用しない事です。

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