パニック障害 歯医者でパニック発作を起こさないための工夫

現実的にはパニック障害の症状が残っている状態でも、歯科治療が必要な状況はあるでしょう。
この時、歯医者さんでなるべくパニック発作が起きないようにするにはどのような工夫が考えられるでしょうか。

よく用いられる対処法を紹介します。

ただし、これらは主治医としっかりと相談した上で、主治医の指示のもとで行ってください。独断で行うと病状を悪化させてしまう事があります。
Ⅰ.なるべく空いている時間を狙って受診する

歯医者さんが混んでいると、歯科全体が慌ただしい雰囲気になるため、不安は更に高まりやすくなってしまいます。

そのため、可能であれば空いている時間帯を狙って受診するのが望ましいでしょう。
一般的に病院やクリニックは、朝や夕方・休日に混雑することが多いようです。
反対に平日の昼間は空いていることが多いため、この時間帯になるべく受診するようにすると良いかもしれません。

通院する歯科に電話で「いつが一番空いているのか」を聞いてみると、より確実でしょう。
空いていれば、歯科の雰囲気も穏やかなものになるため、安心を得やすくなります。
Ⅱ.歯科の主治医を固定する

出来る限り、毎回同じ先生に歯の治療をしてもらうようにしましょう。

初めての先生だと緊張してしまうものですが、毎回同じ先生だと、安心できます。

予約を取る時も「いつも〇〇先生に治療してもらっているんですが、受診日は出勤していますか?」と必ず確認するようにしましょう。

いつもの先生がいると思って受診したのに、その先生がいなかった場合、 こころの準備ができていない分だけ不安は更に大きくなってしまいます。
Ⅲ.歯科医にパニック障害であることを伝える

歯医者はパニック発作を起こしやすい状況であることは医療業界ではよく知られている事です。

そのため、歯科の先生方も「歯科医院での治療中はパニック発作が起こりやすい」ということをよく知っています。
歯科医の先生方は、歯科治療中にパニック発作が起こったらどうすればよいのかもしっかり分かっています。

これだけでも安心できることですが、更に安心したい場合は、あらかじめ「私、パニック障害があるんです」と歯科医に伝えておくと良いでしょう。

これを伝えておけば、歯科の先生は、なるべく安心できる環境を意識しながら治療してるでしょう。
また万が一発作が起きても慌てる事なく、適切な処置をしてくれるでしょう。

どうしても歯科医に自分から伝えられないという場合は、精神科の主治医から歯科医へ紹介状を書いてもらっても良いと思います。

紹介状作成には2,000~5,000円(3割負担だと600円~1,500円)程度の料金がかかってしまいますが、
自分の今の状況を歯科医にしっかりと理解してもらうには有効な方法です。
Ⅳ.頓服を処方してもらう

精神科の主治医から、発作時の頓服薬をもらっておくことも有効な手段です。
頓服は、症状が起きそうな時あるいは起きた時にすぐに飲める即効性のあるくすりです。
薬によって効果に違いはありますが、早いものだと服薬後15分程度で不安が和らいできます。

ベンゾジアゼピン系抗不安薬というお薬が用いられることが多く、

・ロラゼパム(商品名:ワイパックス)
・アルプラゾラム(商品名:ソラナックス、コンスタン)
・ブロマゼパム(商品名:レキソタン、セニラン)
・クロチアゼパム(商品名:リーゼ)
・エチゾラム(商品名:デパス)

などがよく用いられます。

実際に発作が起きそうな時にサッと飲めることも利点ですが、これらのくすりを持っておくだけでも
「何か起こっても頓服を持っているから大丈夫」というお守りのような安心感を得ることができます。

なお、サッと飲めるように水やお茶なども携帯しておくことを忘れないようにしましょう。

心配な方は、歯科受診前に頓服を飲んでから受診してもよいでしょう。
Ⅴ.誰かに付き添ってもらう

友人や同僚、家族など、誰かが一緒に居てくれると安心感が得られ発作が起きにくくなります。

治療室にまで同席することは難しいでしょうが、待合室で待ってもらっているだけでも、「あそこで待ってくれている」という安心感が得られます。

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