電車でパニック発作を起こさないための対処法

パニック障害で療養中の方でも、やむを得ず電車に乗らないといけない事もあります。この時はどのような対処法があるでしょうか。

よく用いられる対処法を紹介します。

ただし、これらは主治医としっかりと相談した上で、主治医の指示のもとで行ってください。独断で行うと病状を悪化させてしまう事があります。

Ⅰ.快速や特急は避け、各駅停車を使う

電車内で不安が増悪しやすいのは、電車が閉鎖空間であり容易に逃げることができない状況だからです。

快速や急行・特急では停車駅の間隔が長くなるため、閉鎖空間に居る時間が長くなり、不安が強くなってしまいます。
反対に各駅停車だと各駅に停まりますから停車駅の間隔も短く、不安は軽くて済みます。

発作を起こさないためには、急行や特急よりも各駅停車の方が良いのです。

通勤時は、早く会社に着くために快速・急行や特急を使いたくなりますが、
発作をなるべく起こさないことを優先するのであれば、各駅停車を利用しましょう。
Ⅱ.グリーン車を利用する

朝のラッシュ時などのように電車内が混んでいると、より「逃げられない状況」が強くなるため、パニック発作が起きやすくなります。

この場合はグリーン車を利用することで混雑を避けることができます。またグリーン車は座れるため安心感を得やすく、発作は起きにくくなります。

お金がかかってしまうのが難点ですが、発作を起こさないという意味では有効な方法です。

また、グリーン車の隣の車両に乗り、危ない時はいつでもグリーン車に逃げ込めるようにしておく、という方法も有効でしょう。
これも「何かあればグリーン車にすぐ逃げられる」という気持ちが安心感につながります。
Ⅲ.混雑時間を避ける

電車内が混雑しておりギュウギュウ状態だと、さらに「逃げられない状況」になるため、パニック発作は起きやすくなります。
朝の通勤ラッシュや帰宅時のラッシュの時間は、出来ることなら避けた方が良いでしょう。

会社や学校に遅刻して行くわけにはいきませんので、ちょっと早めに家を出る、という方法を取っている方が多いようです。
帰宅時もちょっと寄り道して混雑時間が過ぎてから電車に乗る、などの方法を取っている方もいます。
Ⅳ.頓服を処方してもらう

主治医から頓服をもらっておくことも有効な手段です。
頓服は、症状が起きそうな時あるいは起きた時にすぐに飲める即効性のあるくすりです。

ベンゾジアゼピン系抗不安薬が用いられることが多く、

・ロラゼパム(商品名:ワイパックス)
・アルプラゾラム(商品名:ソラナックス、コンスタン)
・ブロマゼパム(商品名:レキソタン、セニラン)
・クロチアゼパム(商品名:リーゼ)
・エチゾラム(商品名:デパス)

などがよく用いられます。

実際に発作が起きそうな時にサッと飲めることも利点ですが、
これらのくすりを持っておくだけでも「何か起こっても頓服を持っているから大丈夫」というお守りのような安心感を得ることができます。

なお、サッと飲めるように水やお茶なども携帯しておくことを忘れないようにしましょう。
Ⅴ.誰かに一緒に乗ってもらう

友人や同僚、家族など、誰かが一緒に居てくれると安心感が得られ発作が起きにくくなります。

慣れてきたら、付き添いの方には少し離れた場所に移動してもらったり、隣の車両に移動してもらったりして、
少しずつ自分一人でも大丈夫なように自信をつけていくことができるとなお良いです。

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