うつ病の物忘れの特徴

加齢による物忘れとは違い、
うつ病による物忘れの場合、 年齢には左右されません。

10代や20代の若い世代でも起こります。

若い方に物忘れの症状が出現すると、みなさん心配されます。

「何か重篤な脳の病気にかかってしまったのではないか?」 と思ってしまうほど、
物忘れがひどくなるのです。
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「物忘れ」はうつ病でも起こる

物忘れ、というと、まず真っ先に「認知症」をイメージする方が多いと思います。
物忘れと聞いて、うつ病を一番に思い浮かべるひとは少ないでしょう。

そのためか、うつ病で治療中の方であっても
物忘れをうつ病のせいだと思っていない患者さんもいます。

うつ病というと
「落ち込む」
「何も楽しめない」
「死にたい」
という症状をイメージする方が多いと思います。

しかしうつ病の症状として物忘れが起きるのは、
それほど珍しいことではないのです。
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うつ病で頭痛が起こる!?

意外と知られていないことなのですが、うつ病の症状のひとつに「痛み」があります。
約6割のうつ病患者さんが何らかの痛みを併発しており、痛みはうつ病に多い症状なのです。

そして痛みの中で最も多いのが「頭痛」です。
その他にも腰痛、肩痛、胃痛、歯痛、舌痛など、あらゆる部位に痛みが起こり得ます。
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うつ病に用いられるドーパミン作動薬

うつ病はドーパミンの減少が一因である。
ドーパミンを増やす作用のあるドーパミン作動薬はうつ病にも効果がある。
ドーパミン作動薬の効果は軽度である。
ドーパミン作動薬を投与する事で意欲や快楽の改善を得られる可能性がある。

しかし、現状のドーパミン作動薬は、元々がパーキンソン病の治療薬として作られているため、
主にD2受容体に作用するお薬ばかりになります。
そのため、D2受容体への作用が主でありながらもD3受容体にも作用する薬を用います。
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ドーパミンってどんな物質なのでしょうか。

ドーパミンは気分に大きく関わる神経と神経の間で情報伝達をする物質であり、
精神科領域においては重要な物質になります。

ドーパミンは快楽・楽しみに関わっている物質ですので、それが低下してしまうと

「何も楽しめない」

「生きている意味が感じられない」

といったうつ状態になってしまいます。
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パーキンソン病とうつ病の共通点

うつ病の薬物療法というと「抗うつ剤」を用いるのが一般的です。
しかし実は抗うつ剤以外でも、 うつ病に効果のあると報告されている薬がいくつかあります。
主にパーキンソン病に使われる、「ドーパミン作動薬」もその一つです。

ドーパミンは快楽・楽しみに関わっている物質ですので、それが低下してしまうと
「何も楽しめない」「生きている意味が感じられない」といったうつ状態になってしまいます。
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ジプレキサをうつ病に処方するのはどんな時?

ジプレキサは、統合失調症と双極性障害(躁うつ病)に対して適応を持つ薬です。
医師の判断によっては、うつ病に対してジプレキサを使用することだってあるのです。

ジプレキサの適応疾患は、「統合失調症」「双極性障害」の2疾患ですので、
それ以外の疾患に処方すれば適応外処方になります。

しかし病気というのは、個人個人で症状が大きく異なります。
特に精神疾患は「こころ」という目に見えないものを治療するわけですので、必ずしもルール通りにはいかないことがあります。
適応内の処方では限界がある、と医師が判断した時、適応外処方が行われることがあります。

基本的にジプレキサは統合失調症と双極性障害に適応を持つ薬ですので、うつ病には使用しません。
そのため、うつ病の患者さんに対していきなりジプレキサを処方する、ということはほとんどありません。
うつ病の患者さんへのジプレキサ投与は、適応外処方ですのでいきなり投与していいものではなく、
やむを得ないケースに限られるからです。

比較的よく認められる「うつ病でジプレキサが処方されるケース」を紹介します。
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産後うつ病とマタニティーブルーの出産後に生じる抑うつ症状の違い

マタニティーブルーと産後うつ病は、どちらも「出産後に生じる抑うつ症状」であり、多くの共通点があります。
では、この両者の違いはなんでしょうか。
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産後うつ病とマタニティーブルーの違い

出産は嬉しいイベントですが、「母親としての責任」「育児のプレッシャー」などが現実的にのしかかってくるイベントでもあります。
更に産後はホルモンバランスの乱れも加わるため、出産後に精神的に不安定になる方は少なくありません。

これは一般的には「マタニティーブルー」と呼ばれています。

一方で、出産後は同様の理由からうつ病の発症率が高まることも指摘されており、これらは「産後うつ病」と呼ばれています。

同じような原因で発症するマタニティーブルーと産後うつ病、これらは何が違うのでしょうか。

また対処法なども異なってくるのでしょうか。
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薬剤性うつ病の特徴と治療

ステロイドやインターフェロン、抗がん剤などのでは比較的高頻度にうつ病が出現しますが、
胃薬や血圧を下げるお薬などでうつ病が生じるのは稀です。

そのため、薬剤性うつ病は見落とされやすい現状があります。
薬剤性うつ病に特徴的な症状などはあるのでしょうか。
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薬剤惹起性うつ病の原因

薬の中には、副作用でうつ病を引き起こしてしまうものがあります。
薬がうつ病の原因になってしまうことを「薬剤性うつ病」や「薬剤惹起性うつ病」と呼びます。

薬の副作用でうつ病が生じた場合、その原因は明らかです。
そのため、原因薬を中断することによってうつ病は改善させることができます。

しかし薬がうつ病の原因だということになかなか気付かないこともあります。
そうなると、うつ病がどんどん増悪してしまったり、
本来であれば必要のない抗うつ剤が投与されてしまったりと様々な問題が生じてしまいます。
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うつ病 音楽療法の作用機序

音楽療法は精神疾患の治療法の1つとして、積極的に導入されている国もあります。
中には保険適用されている国もあるそうです。

しかし日本においてはあまり取り上げられていません。

音楽療法の欠点は、「エビデンスが乏しい」ことにあります。

「どのように効いているのか」
「どんな人に効果があるのか」
「どういう時に導入すると効果的なのか」

というデータが不足しているのです。音楽が脳にどのように作用してどんな効果をもたらすのかは具体的には分かっていません。
音楽が「こころを癒す」ことに間違いはありません。それは私たちの経験からも分かることです。
なぜ音楽が精神に良い影響があるのでしょうか。
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音楽療法とは

疲弊したこころを回復させるためには、何か専門的な治療を行なわなくてはいけないわけではありません。

日常の身近にあるものをうまく利用するだけでもこころの安定を得る事はできます。
音楽もこころを癒す効果があります。

自分の好きな音楽を聴いて、こころが癒されたという経験は多くの方が持っているのではないでしょうか。
音楽というのは不思議なもので、聴くことで感情を誘導するはたらきがあります。
という事は、私達の精神に音楽が深く影響するという事は間違いのない事実です。
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