うつ病に対する治療法の一つ「断眠療法(覚醒療法)」長所と短所

断眠する事でうつ病を改善させるというのが断眠療法ですが、この治療法はクセのある治療法と言えます。
長所と短所がハッキリしている治療だという特徴があります。
これが日本ではあまり取り入れられていない理由なのかもしれません。
まずは断眠療法の長所についてみてみましょう。
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うつ病に対する治療法の一つ「断眠療法(覚醒療法)」

うつ病に対する治療法の一つとして「断眠療法(覚醒療法)」というものがあります。
断眠療法は、どういった患者さんに向いている治療法で、どんな方法で行われるのでしょうか。

日本ではなじみの薄い断眠療法ですが、断眠療法は1950年~1960年頃より、主に欧米で提唱され始めた治療法です。
海外では特に欧米を中心に多くの報告があります。その有効率は60%以上とも報告されており、効果の高い治療法です。
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診断基準だけでうつとは診断は出来ない

以前の精神科の診断は、精神科医が個々に伝統的診断を行っていました。
しかしこれは、診断の根拠があいまいになってしまったり、
「医師のカン」といったもので診断が行われてしまう危険がありました。
これでは患者も納得できないこともあるでしょう。
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伝統的診断とは

精神疾患に対する診断基準は臨床現場でよく使われていますし、非常に役立ちます。
しかし精神科は、「こころ」という目に見えない症状を扱うため、いくら診断基準で診断項目を決めても、その基準に限界があるのもまた事実です。

伝統的診断というのは、精神科医が診察の所見から疾患を診断するという手法です。
操作的診断と対照的なのが伝統的診断です。伝統的診断は、診断基準が作られる以前は精神科において主流の診断方法でした。
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うつ病にかかるのは悪いこと?

うつ病にかかったというと、「情けない」「恥ずかしい」などと、どうも悪いイメージを持ってしまう方が多いようです。
うつ病は、もちろんかからないに越したことはないものですが、かかったからといってそれが「恥ずかしい」「情けない」となるはずのないものだからです。
うつ病は疾患であり、誰でもかかりうるものです。一見、メンタルが強そうに見える人だってうつ病になることはありますし、
精神科医でさえうつ病にかかることはあります。内科医でも風邪を引くことがあるのと同じです。
誰にでも発症しうる「病気」なのに、かかったから「情けない」というのは、明らかにおかしな感覚でしょう。
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うつ病の妄想の治療法

うつ病の症状は、気分の落ち込みや意欲の低下など、精神エネルギー低下に伴うものが主になります。
そのため「うつ病で妄想が生じる」というと意外に感じるかもしれません。しかし、うつ病では時に妄想が生じることもあるのです。
うつ病で妄想が生じる頻度は多くはありませんが、決して珍しいものではありません。
うつ病で妄想が出現した場合は、どのように治療するのでしょうか。
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うつ病でも妄想が生じることがある

うつ病の症状というと、気分の落ち込みや意欲・関心の低下など、精神エネルギーの低下に伴うものをイメージする方が多いと思います。
実際、確かにこのような症状が主ではあるのですが、それ以外の症状が生じることもあります。

うつ病で時々認められる症状として、「妄想」があります。
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軽躁状態の何が問題なのか-2

双極性障害は、躁状態とうつ状態を繰り返す疾患で、躁とうつが波のように繰り返されます。
軽躁状態というのは、躁状態と比べると軽度にとどまる気分の高揚です。

その高揚は自分も周囲も気付かないこともある程度のもので、
「今日は機嫌がいいね」「今日はやる気だね」程度の認識しかされず、病気だとは思われないこともあります。

・普段より少し気分が晴れて、爽快
・普段より少し活動的でやる気がある

これが軽躁状態ですが、ここだけ聞くと「これの何が問題なの?」と思われる方もいるでしょう。「
むしろ軽躁状態に保つのは、いい事なんじゃないか?」と感じるかもしれません。
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軽躁状態の何が問題なのか-1

正常な気分の範疇で、

・今日は気分がいい
・今日はなんだかやる気がある

という日は誰でもあると思います。こういった日は、とても充実した時間を過ごすことができます。
いつもより作業もはかどるし、人生も楽しく感じられます。

この気分と軽躁状態を同じものだと認識すると、「軽躁状態って良いものじゃないか」と思われるかもしれません。
しかし、軽躁状態は正常範疇の気分の良さとは全く異なるものなのです。
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軽躁状態はどんな時に起こるのか

この軽躁状態はどのような時に起こるのでしょうか?

典型的なのはⅡ型の双極性障害です。双極性障害にはⅠ型とⅡ型の2種類があります。
Ⅰ型は躁状態とうつ状態を繰り返す疾患で、Ⅱ型は軽躁状態とうつ状態を繰り返す疾患です。
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軽い躁状態とは?

躁うつ病で軽躁状態になったことがある方や、薬で軽い躁状態が誘発された既往のある方は、軽躁状態の爽快感を求めることがあります。
躁状態は2つに分けられます。それは「躁状態」と「軽躁状態」です。

躁状態は、気分が異常に高揚し、爽快感と万能感に包まれて活動的になる、というような状態です。
躁状態は早急に治療すべき、異常な気分なのです。
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脳疾患で生じるうつ病

脳疾患は脳に何らかの異常が生じているため、脳のモノアミン減少の原因にもなりやすいと考えられ、実際にうつ状態を発症する原因となります。

パーキンソン病は、中脳の黒質という部分のドーパミンの減少が原因だと言われています。

・無動(動きが遅くなる)
・筋固縮(筋肉の持続的なこわばり)
・振戦(ふるえ)
・姿勢反射障害(身体のバランスを取りにくくなる)

などの症状が典型的ですが、精神症状として、
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