「うつ病の方に頑張れという言葉は使ってはいけない」?

なぜ、うつ病の患者と接するとき、「頑張れ!」と励ましてはいけないと言われるようになったのでしょうか。

従来、うつ病にかかりやすい方というのは、メランコリー親和型の性格傾向を持っていることが多いと考えられていました。

メランコリー親和型とは、
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どのような生活をしている人がうつ病になりやすいのか? 独身と既婚、学歴、収入では?

うつ病患者さんを少なくするため、うつ病になりやすい「傾向」に関しても様々な調査が行われています。

・独身か既婚か

うつ病は、結婚している人に比べて、独身・離婚者でより多いようです。

更には、親密な対人関係を持たない人や、結婚はしているけども別居している人にみられることも多いと言われています。
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行動活性化療法の第2ステップ、第3ステップ

第2ステップでは、回避行動や悲観的思考をどのような行動によって適正化していくかを考えます。

うつ病患者は、不快事象に対して回避行動をとる傾向があります。

嫌な事に対して回避しようとするのは、理解できる反応です。
しかしこれは自責感や自己評価の低下などをもたらし、うつ病悪化の原因となります。

回避ではなく、適切な行動をとることで自信がついたり意欲改善につながるため、行動を活性化させていくよう考えていきます。

例えば、
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行動活性化療法の第1ステップ

第1ステップでは、自分にとってうつ病を増悪させる不快事象(回避行動や悲観的思考)は何なのか、
そして自分にとっての快事象をもたらす行動は何なのかを明確にします。
そのためには、日常生活の記録を取ることが大切です。

何に対して、快・不快を感じるかというのは、人によって異なります。
そのため、まず最初に、自分自身にとっての快・不快事象を明確化をする必要があります。
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薬物以外のうつ病の治療法

うつ病の治療法には薬物以外の方法もあります。
代表的なのは、患者に話してもらう中で心理的側面にアプローチしていく精神療法(カウンセリングなど)ですが、
それ以外に行動活性化療法という治療法があります。
これは1970年代にうつ病に対する治療法として提唱された方法なのですが、
当時はあまり流行らず最近になって見直されてきた治療法です。
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うつ病の小精神療法の7つのポイント-2

4.治療中に自殺を行わないことを約束する

先ほど説明した通り、うつ病は治る疾患です。
しかし、うつ病の真っただ中にいると、自分に価値を感じることができなくなったり、人生が絶望感にしか感じられなくなります。
そんな毎日が続けば、「もう生きていても仕方ない」と思ってしまうこともあります。
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うつ病の小精神療法の7つのポイント-1

1.うつ病は病気であることを理解する

うつ病は病気である、と正しく理解する事は、非常に大切です。
患者自身も「これは病気なんだ」と正しく認識しなければいけません。

いまだに「うつ病なんて甘えだ」

「気合があればうつになんてならない」

なんて言う方がいらっしゃいます。

昔と比べるとうつ病に対する理解は大分浸透してきましたが、それでもまだうつ病を「病気」だと認識していない方がいるのが現状です。
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小精神療法

小精神療法とは、精神科医である笠原先生が1980年ごろに提唱した精神療法で、忙しい外来の中でも施行できることを目標に作られています。

精神科の治療は大きく分けると、薬による治療である「薬物療法」と、
カウンセリングなどの心理的側面から治療する「精神療法」があります。
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キヌレニン仮説の注意点とメンタルヘルス

キヌレニン仮説から考えると、

肥満
腸内細菌の乱れ
ストレス

など、慢性炎症を引き起こす状態は、精神衛生上良くないということになります。

キヌレニンの増加・セロトニンの低下を引き起こし、それにより精神疾患を増悪させてしまうからです。

これを改善するには、
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キヌレニン仮説

うつ病の原因は、まだ明確に特定されておらず、今も多くの研究が行われています。
最近ではキヌレニン仮説という、うつ病の仮説が新たに提唱されています。
キヌレニン仮説はうつ病のみならず、もっと広く精神疾患全般の原因として考えられている概念です。
キヌレニン仮説とは、何らかの原因でキヌレニンの合成が活性化されることで、
統合失調症、双極性障害、うつ病などの精神疾患が発症しやすくなるのではないか、という仮説です。
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うつ状態の治療・対応方法

うつ状態は、あくまでも状態を指しており、これのみでは病気だと診断することはできません。

健康な人でも、一時的にうつ状態になってしまうことはあります。
例えば、失恋したショックで一時的に落ち込んでしまっている「うつ状態」を「これは早急に治療が必要だ」とはならないわけです。
うつ状態だから、すぐに治療が必要と考える必要はありません。

安易に治療を始めずにそのまま様子をみることは必要です。
しかし、次のようなうつ状態は治療が必要な可能性があります。
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うつ状態とうつ病との違い

うつ状態は、落ち込みなどのうつ症状が出ている状態を指します。

・気分が落ち込んでいて
・意欲や関心が喪失していて
・疲れが取れず
・考え方が後ろ向きになっている

といった精神的エネルギーが低下した状態のことを指します。
これだけをみると、うつ病と何が違うのか分かりにくいのですが、
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