入院を検討する必要が有るときー1

うつ病の治療中にもっとも避けなくてはいけないものが自殺です。
自殺は取り返しがつかないため、絶対に起こさないようにしなければいけません。

うつ病は気分が落ち、意欲が無くなり、自分を責めて否定的になるため、

「死んでしまいたい」

「死んだ方がいい」

と考えがちな精神状態になります。
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うつ病は基本的には外来で治療をした方が良い

うつ病の治療は、

・安静
・薬物療法
・精神療法(カウンセリングなど)

が3本柱です。この中で一番大切なのは「安静」です。

これは当たり前の事で、こころが疲れたり壊れかけているのがうつ病なのですから、まずはこころを安静な環境に置かなければいけません。
気持ちが落ち着かない環境では、いくら抗うつ剤を使ったとしても、元気になるわけがありません。
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うつ病治療中に車の運転はしていいのか?

うつ病で治療中の方は車の運転はしてもいいのでしょうか。

しかし近年、精神神経疾患患者の自動車運転が制限されてきています。
特に今年に入って、精神神経障害者の自動車運転に関わる2つの法が新たに施行され、
対象患者さんの自動車運転が大きく制限される可能性が出てきました。
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遺伝でも予防はできるか?

うつ病の発症原因のひとつとして遺伝が関わっているのは残念ながら事実です。
事実なので変えることはできません。

「うつ病が多い家系」などの場合、本人もうつ病になってしまう確率は
そうでない家系に比べると高くなってしまいます。

遺伝というのは自分の努力では変えられないものですから、
「遺伝も関係してるんですよ」と言われると絶望的になってしまうかもしれません。

しかし、絶対にうつ病になってしまうわけではありません。
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うつ病は遺伝するのか?

うつ病の原因として、遺伝的な要因がある程度関わっているのは
ほぼ間違いないと言われています。

ただ、その影響は「非常に大きい」というほどではなく、
遺伝も「ある程度」関係している、という程度のものです。

なので、親がうつ病だと自分も必ずうつ病になってしまう、といったことはありません。
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「新型うつ病」??

近年、従来のうつ病とは異なるタイプのうつ病が増えてきており、これらは「新型うつ病」と呼ばれていいます。
医療用語としては「逃避型うつ病」「未熟型うつ病」と呼ばれるものが新型うつ病に相当する正式な病名です。

私は従来うつ病の症状です。
落ち込みや疲労感、無気力などが持続的に続き、患者さんは、自分のせいで周りに迷惑をかけて申し訳ないと苦しみ、
自分がうつ病だという事を受け入れない事が多いのですが、新型うつ病は少し違います。
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うつ病になりやすい性格とは

こころの病気は、元々の性格や「物事のとらえ方」が影響していることが少なくありません。

同じ出来事であっても、「楽しい」と受け取る人もいれば
「つらい、苦しい」と受け取る人もいてそれぞれの性格によって受け取り方は大きく異なります。

ある出来事に遭遇した時、性格によって受け取り方はそれぞれ異なります。
例えば何かに失敗してしまった時、「良い経験になった」と前向きに捉える人もいれば、
「自分はダメだ。生きている価値がない」とひどく落ち込んでしまう人もいます。

うつ病には、うつ病になりやすい病前性格が指摘されています。
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ストレスによるうつ病が疑われる場合

ストレスをきっかけにうつ病を疑うような症状が出ている場合は、
まずはそのストレスをなるべく遠ざけることが重要です。

うつ病治療の鉄則は「休養」です。
ストレスが原因である場合は、ストレスを遠ざけることがこころの休養につながります。

また、ストレスにより生活になんらか支障が出ているようであれば、
医療機関(精神科や心療内科)を受診することが大事です。
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うつ病にストレスは関係するのか?

うつ病はなぜ発症するのでしょうか。原因は何なのでしょうか。

実は、うつ病の原因はまだ完全には解明されていません。
うつ病発症の原因のすべてがストレスのせいとは言えませんが、
一因になっていることは間違いありません。

「激務でうつ病になった」
「上司とソリが合わなくてうつ病になった」
「家庭がうまくいっておらずうつ病になった」

これらはうつ病の原因として多いものですが、全て「ストレス」が一因でしょう。
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うつ病は甘え」で片づけても何も解決しない

「それって甘えだよね」
「怠けているだけじゃない」

このような発言をしても、誰にとっても良い事はありません。

本人はますます落ち込み、うつ病が長引いてしまいます。この発言により、重くつらい毎日が長引くこととなります。
うつ病が長引けば社会復帰も遅くなります。
そうなれば、会社や社会にとっても本来その人がもたらすはずだった利益を得られなくなるわけですから、経済的な損失になります。
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うつ病が甘えでない理由

うつ病という診断は、医師が診断しないと付きません。
患者が勝手に「私うつ病なの」と言っているだけであれば、そのうつ病が本当かどうかは分かりませんが、
医師がうつ病と診断しているのであれば、専門家である医師が「この方は甘えではなく、うつ病である」と保証している事と同じなのです。

そして、うつ病は「疾患」である、という事は精神科領域のみならず、もはや世界で共通する常識です。
世界的な常識をひっくり返すような「うつ病が甘えである」という明確な根拠をあなたは何か持っているのでしょうか?
それもないのに「うつ病は甘え」だという事は、もはや患者に対する暴力です。
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うつ病が甘えだと誤解されやすい原因

うつ病に対して、

「うつ病は甘えだ」
「怠けているだけだ」

と言う方がいらっしゃいます。
では何故、うつ病は甘えだと誤解されやすいのでしょうか。
うつ病が甘えだと誤解されやすい原因を考えてみましょう。

誤解されやすい一番の理由は、心の病気は「病気が目に見えない」ことです。
私たちは、自分の目で確認したり、自分で身をもって体験したものでないと今一つ実感が沸かないのです。
似たものに、痛みがあります。腰痛なども「病気が目に見えない」ので誤解されやすいですね。
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自立支援医療の申請方法

自分が自立支援医療の適用になるのかどうかは、主治医に聞かないと分かりません。まずは主治医に相談してみましょう。
主治医から自立支援医療の申請を勧められたら、まずは申請用紙をもらいます。

役所に行って、自立支援医療の申請用紙をもらいましょう。
自立支援医療は都道府県・指定都市が母体となっている制度ですので、市役所に申請用紙は置いてあります。
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治療費について

うつ病の特徴として、風邪や骨折などのケガと違い、治療を始めた時点で、
治療のためにどれくらいの時間を要するのか、はっきりとわからない点が挙げられます。
2~3ヵ月なのか、あるいは1年、2年と長い時間が必要なのかは、患者さん個人の症状や環境によって異なってくるからです。

治療期間が明確でないことは、大きな不安要素になると同時に、経済的な問題を発生させることになります。
うつ病の基本的な治療は健康保険の対象となり、窓口で支払う金額は3割負担ですみます。
それでも半年、1年と治療期間が長くなるにつれ、負担感は増してきます。
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