「うつ病の治療」カテゴリーアーカイブ

うつ病における再燃と再発はどう違うのか

再燃(Relapse)と再発(Reccurrence)も、違いが分かりにくい医療用語の1つです。

定義的に言えば、再燃は寛解後に回復に至る前に症状が悪化する事、そして再発は回復後に症状が悪化する事になります。

より分かりやすくいうと、

うつ病が治りきる前に、再度悪化してしまうのが「再燃」
うつ病が治った後に、再び発症してしまうのが「再発」

になります。
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うつ病における 反応、寛解と回復の意義

うつ症状を認める方に何らかの治療を施し、ある程度症状が改善してくると「反応(Response)」と表現されます。
「ある程度」というのは厳密に決まっているわけではありませんが、おおむね50%以上が多いです。

経過中に「反応」を評価する意義は、導入した治療が有効かどうかを判定するためです。

ある抗うつ剤を使用して、その効果をうつ症状の重症度を評価するスケールなどを使って定期的に評価する事は、
患者がつらい精神状態にいる期間を出来る限り短くするために大切な事です。
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うつ病の方がブログを書く時に気を付けたい事

うつ病の方のブログというのは、たくさんあります。

患者さんのお話を聞いていても、ブログは上手に使えばうつ病の治りを促してくれるものである事は間違いありません。

しかしあくまでも「上手に使えば」です。

ブログは使い方をあやまれば、うつ病をかえって悪化させてしまうリスクもある事を知っておくべきです。

ではうつ病の方がブログを書く時に、気を付けて欲しい事を最後にお話します。
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うつ病の方がブログを書く事のリスク

こころの病気で療養中の方がブログを書くメリットはたくさんあります。

しかし良い事ばかりではありません。

ブログに書いた事はインターネットを通じて全世界に配信されます。
そしてあなたのブログを訪問する方は皆が皆、あなたの気持ちや考えに賛同する方ばかりではありません。

人は皆、考え方や性格が異なります。あなたの考えや感情に反対したり批判したりする方もいないとは限りません。
ひどい方だと暴言やトラブルを引き起こしたりする方もいます。

見えない相手だからこそ、トラブルに巻き込まれるリスクもあり、注意が必要になります。

次にブログを書く事で遭遇する可能性のあるリスクについて紹介します。
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うつ病の方がブログを書く事で得られるもの

うつ病などのこころの病気で療養中の方の中には、日記やブログを書いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

療養中は自宅で過ごす時間が多くなります。ブログによって自分の気持ちや考えを誰かに伝える事は、気分を安定させる作用が期待できます。
また日記やブログであれば自分のペースで書けるため、これはやり方によっては良いリハビリにもなるでしょう。

ブログを書くという行為は、やり方を間違えなければうつ病の治りを促してくれる効果が期待できます。
しかし不特定多数に情報を発信するブログは、やり方を間違えてしまうとうつ病の治りを悪くしてしまうリスクもあります。

うつ病の方がブログを書く時、病気の経過を悪化させないよう、そして病気の治療の助けになる行為になるよう、気を付けて欲しい事がいくつかあります。
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自殺願望が出現してしまった時の対処法

自殺願望を認めた時にもっとも大切な事は、この「死にたい」という気持ちをこれ以上進行させない事です。
より具体的に死について考えてしまう「自殺企図」に進行させない事が何よりも重要になります。

では自殺願望を軽減させるためにはどのような方法があるのでしょうか。

残念ながらその方法は1つではありません。
「死にたい」と考えるまでに辛い思いをしている人に対して画一的に「これをすればその気持ちがなくなるよ」というような魔法の方法はありません。

「死にたい」とまで考えるようになってしまった背景は人それぞれで異なり、有効な対処法も当然人それぞれで異なってきます。

しかし大きな視点で見れば「死にたい」という気持ちに対して、有効な方法というのはいくつか存在します。

ここでは「死にたい」と考えてしまっている当人や、そのような方が周囲にいらっしゃる方に向けて、有効な対処法について紹介します。

 

Ⅰ.自殺願望が生じる背景を知る

私たちは健常な精神状態にある時は「死にたい」と強く思う事はありません。
例え思ったとしてもそれは一時的であり、長時間にわたって続くものではありません。

私たちは「生き物」であり、その名の通り本能的に「生きようとする」力を持っています。
しかし何らかの理由でその力が弱まってしまうと「死にたい」という気持ちが生まれます。

「死にたい」という気持ちは、様々な辛い出来事が重なる事で生じます。

ただ辛い事があっただけであれば、私たちは周囲に助けを求めたり、自分で自分のこころを休める事で回復していく事も多いのですが、
次の3つの状態があると「辛い」から「死にたい」に進行しやすくなる事が知られています。

その3つとは、

将来への絶望・無力感
孤独感
死や自傷に対する慣れ

です。

自殺願望が生じてしまっている時、この3つの要因の有無を評価し、
その人にとって自殺願望の主な原因となっているものを出来るだけ取り除く工夫をする事が有用です。

この3つの要因について1つずつ詳しく説明していきます。

 

Ⅱ.将来への絶望・無力感を改善させる

私たちは未来に希望を感じられれば、今が多少辛くても頑張る事が出来ます。

どんなに平日の仕事が辛かったとしても、それを乗り越えた土日にとても楽しみなイベントが控えている、
こんな状況であれば頑張れるという方は多いのではないでしょうか。

これは将来に希望を感じられる事の大切さを表しています。

「死にたい」という自殺願望を持っている方の多くは、自分の将来について絶望的になっています。
またそれに対して自分が出来る事は何もないという無力感も感じており、その結果「もう死ぬしかない」という考えに至りやすくなっています。

しかし本当に将来は絶望的なのでしょうか。誰の助けを借りても将来に希望は全くないのでしょうか。

もちろん簡単には片付かない事も多いと思いますが、
多くの場合は全く打つ手がないというのは本人が苦しさのあまり視野が狭まってそう感じてしまっているというところがあります。

学校でいじめに遭ってしまい「死にたい」と考え、実際に命を断ってしまう子がいます。
その子は「このままこんな日々が続くなんてもう耐えられない」と将来に絶望してしまったのでしょう。
そしてこの現状を変える力は自分にはないと無力感も感じていたのでしょう。

しかし本当はそんな事はないのです。大人に助けを求めて学校を休んでもいいし、転校したっていいのです。
もちろんどの方法も簡単ではありませんが、命を断つよりははるかに簡単なはずです。

でも当の本人は、辛い日々が続く中で正常な判断が出来なくなってしまい、
本当は冷静に探せば解決法はあるのに、「死ぬ以外方法はない」と絶望してしまっていたのです。

仕事が辛くて「こんな日々がこれから何十年も続くんだったら死んだ方がいい」と命を断ってしまう方もいますが、
これだって仕事を辞めたり、違う仕事に転職してみたりしたっていいのです。
しかし本人は辛い気持ちによって、そのような事すら正常に判断できないほどになってしまっているのです。

極限まで辛い状態が続くと、視野はどんどん狭窄し、将来への絶望・無力感が生じやすくなります。

そのような時は、少し休んだり、周囲に相談したり、医療機関を受診して専門家に必要な治療を受ける事が有効です。

学校や仕事を一時的に休み、こころを休める事は、正常な判断力を取り戻すためにはとても有効です。
また抗うつ剤などの薬を用いる事で、気分が落ち着く事もあります。これも正常な判断力を取り戻すためには有効だと言えるでしょう。

 

Ⅲ.孤独感を改善させる

私たちは孤独であると生きる意味を見失ってしまいます。

一方で家族に囲まれていたり、仕事をしていたりと「どこかに所属している」と感じられるだけで、生きる意味は見失いにくくなります。

もしあなたが今孤独な状況なのだとしたら、孤独から脱するような工夫が自殺願望を和らげてくれるかもしれません。

また、もしあなたの周囲に孤独感によって自殺願望が出現している方がいたら、
その孤独感を和らげてあげる事は、自殺願望を軽減させるために有効です。

できるだけ一緒にいてあげる。一緒にいれなくても「あなたがいなくなると私は悲しい」という気持ちを誠心誠意伝える事で相手に所属感を感じてもらう。

「そんな事をしても現実的に何かが解決されるわけではない」という方もいますが、
現実的な解決方ではなくてもこのような方法は、孤独感による自殺願望が生じている方にとっては非常に意味のある事なのです。

 

Ⅳ.自分を傷付ける行為をしない

自殺願望が生じると、「死にたい」という気持ちから自分を大切にしなくなりがちです。

リストカットなどの自傷行為をしてしまったり、一時的に楽になる事を求めてお薬を過量服薬したりする率が高まります。

また日常生活の中でも過食・偏食など不摂生になったり、アルコールの過剰摂取などにも走りやすくなります。

しかし実はこのような自分を傷付けるような行為自体が、自殺のリスクを高めてしまう事が分かっています。
自分を傷付ける行為は、自分を傷付ける事への「慣れ」を生じさせ、その結果、人を自殺に至らせやすくなるのです。
これは様々な調査結果から明らかにされています。

自殺願望が出ている時こそ、

自傷行為(リストカットなど)
過量服薬
アルコールの過剰摂取
拒食・過食
暴力

などの行為を出来る限り避ける事が大切です。

 

Ⅴ.死にたい気持ちにフタをしない

「死にたい」という気持ちは誰にでも話せる事ではありません。
そのため自殺願望があっても、それを隠して表面上は普通に生活を続けている方も少なくありません。

しかしそれでは自殺願望を悪化させてしまいます。
誰にでも話せる内容ではありませんが、自分を深く理解してくれる方や専門家(医師やカウンセラーなど)には「死にたい」という気持ちと、
そう考えてしまうようになった背景は出来る限り話すべきです。

死にたいとまで考えてしまうようになったのには、かなりの辛い出来事があったはずです。
それを誰かに理解してもらえるだけでも気持ちは随分と楽になるものです。

また話をする中で、自分自身で気持ちを整理する事が出来ます。
すると冷静な判断をしやすくなるため、視野が狭まってしまった自分の状態を改善させる事も期待できます。

 

Ⅴ.少しでも心配なら受診・入院も考える

自殺願望が強く、自分でも抑えられる自信がない時は、決して一人になってはいけません。

万が一にも一人でいるときに「死にたい」という気持ちが抑えられなくなってしまったら、取返しのつかない事になってしまうからです。

しかし中には常に誰かがそばにいられないという状況の方もいらっしゃると思います。

そのような場合は病院に相談し、必要に応じて入院なども検討しましょう。
自殺願望はそこから自殺する可能性は統計上は高くはないものの、絶対に自殺を引き起こさないわけではなく、決してあなどってはいけません。

最悪の場合を考えて、もっとも安全な方法を取るべきです。

 

 

自殺願望を確認する意義

精神科医は、精神状態が良くない患者の診察をする時、希死念慮や自殺願望・自殺企図があるかどうかについて出来る限り患者に聞きます。

「死にたい」という気持ちがあるかどうかというのは、一般的に考えれば聞きずらいものです。
また聞いてしまう事でかえって死にたい気持ちを後押ししてしまうのではないかと考える方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん安易に軽い気持ちで「死にたいか」と聞く事は望ましくありません。
しかし、その気持ちに誠心誠意向き合う覚悟があるのであれば、自殺願望があるかどうかは積極的に確認すべきです。

なぜでしょうか。
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希死念慮が出現してしまった時の対処法

希死念慮を認めた時にもっとも大切な事は、この「死にたい」という気持ちをこれ以上進行させない事です。
より具体的に死について考えてしまう「自殺願望(自殺念慮)」や「自殺企図」に進行させない事が何よりも重要になります。

では希死念慮を軽減させるためにはどのような方法があるのでしょうか。
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希死念慮を確認する意義

精神科医は、精神状態が良くない患者の診察をする時、希死念慮があるかどうかについて出来る限り患者に聞きます。

「死にたい」という気持ちがあるかどうかというのは、一般的に考えれば聞きずらいものです。
また聞いてしまう事でかえって死にたい気持ちを後押ししてしまうのではないかと考える方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん安易な軽い気持ちで「死にたいか」と聞く事は望ましくありません。
しかし、その気持ちに誠心誠意向き合う覚悟があるのであれば、希死念慮があるかどうかは積極的に確認すべきです。

なぜでしょうか。
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医療保護入院に納得いかなくても従うしかないの?

医療保護入院は人権を拘束する入院形態であるため、悪用される心配がゼロではありません。

例えば悪い精神保健指定医が、自分にとって邪魔な人間を精神疾患患者に仕立て上げ、
「お前は医療保護入院が必要だ」と診断してしまえば、無理矢理入院させる事も出来てしまいますよね。

このような事が起こらないよう、医療保護入院をはじめとした特殊な入院は、悪用できないような仕組みも整備されています。

医療保護入院は一時的に人権を超える入院形態ではありますが、これは患者の人権が無くなるという事ではありません。
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医療保護入院はいつまで有効なの?

どのような疾患であっても程度が重かったり、通院での治療では十分な改善が得られないような場合は「入院」による治療が検討されます。

精神疾患においてもこれは同様で、通院治療でなかなか改善しなかったり、
日常生活に支障をきたすほどの精神症状が続く場合などは入院して治療をする事があります。

精神科の入院治療は他の科と同じように行われる入院治療もありますが(任意入院)、
一方で他の科とは異なった形態の入院もあります。その1つが「医療保護入院」です。
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医療保護入院とその他の特殊な入院

患者に「病識」がなく、本人の希望に沿ってしまうと患者さんの将来に大きな不利益があると考えられる場合、このような入院形態が検討されます。

しかし医療保護入院以外にも特殊な入院形態はいくつかあります。

その中で医療保護入院というのはどういった入院形態になるのでしょうか。
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医療保護入院が必要な理由

医療保護入院という入院形態を簡単に言うと、

「自分が病気の状態であると認識できていない患者が、本来であれば入院による治療が必要なのにも関わらず
入院治療を拒否した場合、強制的に患者さんを入院させる事が出来る」

というものになります。

本人が入院したくないと言っているのに無理矢理入院させてしまえるなんて、なんだかとっても怖い制度のように感じられるかもしれません。

確かにこの制度は患者の人権(入院しないという権利)を超えて発動する制度になりますので、
悪用すれば自分の気に入らない人間を精神科病院に閉じ込めてしまう事も出来てしまうように感じられます。

もちろんそんな事にはならないように工夫された制度ではありますが、
医療保護入院のような特殊な入院形態が、やむを得ないとは言え患者の人権を超え、
拒否する患者さんを無理矢理入院させる制度であるのは事実であり、
人権を超えて発動する制度である以上、この入院を発動させる際はやむを得ない場合に限られ、慎重に使う必要があります。

ではなぜ精神科ではこのような入院形態が必要なのでしょうか。

医療保護入院の必要性を理解するために、まずは精神疾患の患者さんの例を1つ挙げてみましょう。

 

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Aさんは双極性障害で近医に定期的に通院していました。

お薬を服用していれば病状は安定していましたが、ここのところ仕事が忙しく受診の頻度が次第に不規則になっていき、
主治医から「必ず服用してください」と言われていたお薬も段々と飲み忘れるようになっていきました。

【双極性障害】

気分が異常に高揚する「躁状態」と、異常に低下する「うつ状態」を繰り返す疾患。

躁状態では、高揚気分(気分が良くなり、言動が浮つく)、万能感(なんでもできると感じる)、
誇大妄想(自分の立場や能力を過大に評価してしまう)、易怒性(怒りっぽくなる)などが認められる。

一方でうつ状態では、抑うつ気分(気分が晴れない)、興味と喜びの喪失(喜んだり関心を持ったりが出来ない)、
疲労感、無価値感(自分に価値を感じられない)、希死念慮などが認められる。

次第にAさんは、怒りっぽくなったり、家に帰っても深夜まで仕事を続けるようになっていきました。
様子がおかしいと感じた家族が「病院に行った方がいいんじゃない?」と提案するも、
「いや、最近薬を飲まなくなってからむしろ調子がいいんだ」「自分はもう治ったと思う」と聞く耳を持ってはくれませんでした。

次第に言動はエスカレートしていき、職場で部下に怒鳴り散らすようになったり、
明らかに実現不可能な壮大な事業計画を上司に進言するようになりました。
上司が何とかなだめようとしても「あなたはこのプランの素晴らしさが分からないのか。
そんな無能な人間だとは思わなかった!」と上司に対しても怒鳴り散らすようになりました。

しまいには「もう会社を辞める。こんな三流企業にいるよりも自分で事業を始めた方が上手くいく」と退職届を出そうとし始めました。

更に事業立ち上げのためにはお金が必要だと銀行に出向くようになりました。

さすがにまずいと感じた職場の上司と家族が本人を無理矢理精神科病院に連れて行きました。
主治医はすぐに「入院治療が必要です」とAさんに伝えましたが、
Aさんは「私は病気ではない」「私がおかしいのではなくて、あなた方が無能なだけだ」と入院を拒否しました。

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Aさんは、双極性障害の躁状態だと考えられます。

躁状態では「自分は何でもできる」

「自分は天才に違いない」

といった万能感・誇大妄想など認めます。

これらは正常な認識ではなく、双極性障害という疾患によって引き起こされた「症状」です。

妄想という症状はいくら周囲が説得しても訂正不可能ですので、本人の希望を尊重すれば本人は「病気の症状」によって、
本当に仕事を退職し、莫大な借金をして、明らかにうまくいかないような事業を始めてしまうでしょう。

このケースでAさんは入院を拒否していますが、「本人が入院しないと言ってるんだからこのまま様子を見ましょう」とする事は本当に正しいのでしょうか。

確かにAさんには人権があり、入院するかしないかを自分で決める権利があります。
そのため基本的には本人の希望を尊重すべきなのですが、このように自分の状態を正しく認識できなくなるような症状が発症している場合、
本人の希望を尊重してしまうと、本人の将来がめちゃくちゃになってしまいます。

このような場合、病識が戻るまでの一時的な期間のみ本人の人権を超えて強制的に入院してもらう事で適切な治療を施し、
本人の将来を守るのが医療保護入院をはじめとした入院形態なのです。

このような特殊な入院形態は、患者さんの人権を侵害する可能性のある行為であるため、誰でも出来るものではありません。
精神科医の中でも「精神保健指定医」という国家資格を持った医師のみが行える入院形態になります。

 

 

 

憂鬱を吹き飛ばす対処法

最後に憂鬱を改善するために有用な対処法について考えてみましょう。

一般書やネットの情報をみると、「こうすれば憂鬱が消えます!」という方法がいくつも挙げられています。
しかし、そのような方法を手あたり次第に行う事はあまりお勧めできません。

先ほども説明したように憂鬱を引き起こす原因は1つではありません。人それぞれによって憂鬱の原因は異なるものです。

にも関わらず、すべての人が同じような方法で憂鬱を改善させる事など出来るはずがありません。

憂鬱を改善させるために大切な事は、自分の憂鬱さが生じている原因をはっきりさせ、その原因に応じた最適な対処法を取る事です。
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