「うつ病の症状」カテゴリーアーカイブ

うつ病における寛解・回復、再燃・再発って何が違うの?

うつ病をはじめとした精神疾患の治療にはある程度の時間がかかります。

このように経過の長い疾患をしっかりと治すためには、
今は疾患の経過中のどのあたりにいるのかを治療者と患者がそれぞれ正しく把握しておく事が欠かせません。

そのため、疾患の経過や治り具合を表す医療用語がいくつかあります。
しかしこれはとても分かりにくく、私も今一つ理解できませんでした。

例えば、うつ病の経過を表わす代表的な医療用語としては、
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非定型うつ病の症状5、6:鉛様疲労感・麻痺感 不安症状を合併しやすい

うつ病の症状にも倦怠感やだるさがあります。非定型うつ病では倦怠感やだるさが更に顕著であり、
「身体に鉛が入っているような感覚(鉛様疲労感)」「麻痺しているような感覚」と表現されます。

定型うつ病は朝に悪く、夕方にかけて徐々に改善してくるのに対して、
非定型うつ病は日中はそこまでひどくなく、夕方や夜間に悪化しやすいという違いがあります。

疲労感・麻痺感に対しても同様で、非定型うつ病は夕方や夜に疲労感・麻痺間が増悪しやすい傾向があります。
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非定型うつ病の症状4:拒絶過敏性、衝動性

非定型うつ病の方は、対人関係においても特徴的な症状があります。

定型うつ病の場合、真面目で責任感が強いため、
対人関係としてはなるべく他者に迷惑をかけないようにするという傾向があります。
なるべく衝突を避け、温和な対人関係を心がけている方がほとんどですが、
非定型うつ病の場合はこれが異なってきます。

非定型うつ病は「拒絶過敏性」という対人関係上の特徴があります。
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非定型うつ病の症状2、3:食欲増加、体重増加、過眠

定型うつ病の場合、精神エネルギーが枯渇していますので、全体的に「下がる」方向に症状は出現します。

気分は落ちて、食欲も落ちて、睡眠時間も落ちて、集中力も落ちて・・・・、と。

しかし非定型うつ病では食欲・体重低下はあまり認めません。
特に食欲と睡眠は「上がる」方向となります。
非定型うつ病では食欲低下・体重減少というのは認めない事が多く、
反対に過食・体重増加が見られます。
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非定型うつ病の症状1:気分反応性

非定型うつ病の最大の特徴は、気分反応性です。

定型うつ病では、基本的に気分は下がったままである事がほとんどです。
これを「抑うつ気分」と言いますが、以前なら嬉しかったことやテンションが上がるようなことが起こっても、気分は上がりません。

「今まで楽しいと思っていた事も楽しめない」

「楽しいという感情が沸いてこない」

と患者さんは表現され、これは「興味と喜びの喪失」と言います。

しかし非定型うつ病の場合、基本的には抑うつ気分が優勢なのですが、
楽しい事や嬉しい事があると、とたんに気分が改善するという特徴があり、
ここは定型うつ病と大きく異なります。
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非定型うつ病の診断基準に当てはまるか?

うつ病の中でも「非定型うつ病」の可能性があるのかどうかを判断するには、
最後に「非定型うつ病の診断基準を満たすか」をチェックする必要があります。

では、非定型うつ病の診断基準を見てみましょう。
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うつ病の心理検査でチェック

周囲から「それは甘えだよ」などと言われてしまうと、自分の症状が甘えなのか、
それとも非定型うつ病などの病気なのかが分からなくなってしまいます。
この判断はどのようにしたらいいのでしょうか。

非定型うつ病に該当するのか判断するには、精神科医の診察を受ける必要がありますので、
しっかりとした診断を希望するのであれば精神科を受診する以外に方法はありません。
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定型うつ病の診断基準に当てはまるか?

非定型うつ病は、うつ病(定型うつ病)の中のひとつの疾患ですので、
そもそも定型うつ病の診断を満たしている必要があります。
定型うつ病の中の一型として、非定型うつ病があるのです。

臨床の感覚で言えば、実際は非定型うつ病はうつ病の診断を完全には満たさないこともありますが、
原則はうつ病の診断基準を満たす必要があるのです。

では、うつ病の診断基準はどんなものがあるのでしょうか。
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非定型うつ病なのか、こころの症状があって、困っているのかをチェック

非定型うつ病に限らず、精神疾患の大前提として、

・こころの症状がある
・それで自分自身が困っている

この二つを満たしていることは大前提になります。
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非定型うつ病なのか甘えなのかをチェック

非定型うつ病とは、うつ病の診断基準は満たすものの、
典型的なうつ病(定型うつ病)とは異なった症状を認めることが特徴であるうつ病です。
特に若い方、女性に多いと言われています。

非定型うつ病は、その独特な症状から
「病気ではない」「甘えているだけ」という誤解を受けがちですが、
これは「病気」であり「甘え」で片づけて良い問題ではありません。
外面上は甘えているだけのように見えることもありますが、
内面的には本人はとても苦しい思いをしています。

周囲から「それは甘えだよ」などと言われてしまうと、
自分の症状が甘えなのか、それとも非定型うつ病などの病気なのかが分からなくなってしまいます。
この判断はどのようにしたらいいのでしょうか。
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うつ病で生じうる妄想

うつ病の症状というと、気分の落ち込みや意欲・関心の低下など、
精神エネルギーの低下に伴うものをイメージする方が多いと思います。
実際、確かにこのような症状が主ではあるのですが、それ以外の症状が生じることもあります。

うつ病で時々認められる症状として、「妄想」があります。
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うつ病の重症度の意味とそこから分かること

うつ病は、重症度によって軽症・中等症・重症に分けることができます。

診察で医師から

「軽いうつ病ですね」

「うつの程度は中くらいでしょう」

と言われた方もいるかもしれません。
また診断書にも、「重症うつ病」と、病名だけでなく重症度も合わせて記入されていることもあります。

まずはイメージを持ってもらうため、それぞれの重症度はどれくらいの状態を指すのか、ざっくりと書きます。
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